宇宙的情報リテラシー〈その1〉~配信者の「トーン」~

情報を選択する力

こんにちは。スターシード図書館の館長、星子(ほしこ)です。

本の波動を読むよりも、情報の波動を読む方が難しいです。
例えば、本だったら書店の店頭で、すでにジャンル分けされているので、自分が興味ある本の棚へ向かいます。あるいは、雑誌はジャンルが混在して、置かれていることが多いですが、それでも、自分が毎回チェックしている雑誌など、だいたい、目星をつけて行くのではないでしょうか?

つまり、「自分が選択している」という感覚を持つことが出来るのです。
ネットで本を購入する場合や電子書籍となると、購入履歴や閲覧履歴からオススメが出てくるので、「自分が選択している」と言う感覚は、少し薄れるかもしれませんが、それでも、コメントを参考にしたり、サンプルをダウンロードし、最初の部分だけ読んだり――(この最初の部分だけ読むというのは、最初だけ面白くて、後はイマイチと言うことが、よくありますが…。)――と、まあ、色々しながら、購入を決めていくわけで、まだ、自分に主導権がある状態に、近いのです。

一方、情報それ自体として考えてみると、波動を読むのは、容易なことではありません。
特に例の2020年初めからの、エリート層が、ネガティブな存在たちの指令に従って起こした「流行り病イベント」が始まってから、TV、新聞・雑誌などの大手メディア、国の機関や有名企業、政治家、芸能人、専門家、または社会的権威がある人々から、提供される情報が、信用できないということが露見する事態となったため、自主的に情報を手に入れなければならなくなりました。これにより、個人で情報を発信する一般人に注目が集まるようになっています。これは、よいことだと思いますが、混乱も生じました。

2020年から、支配者による「情報の一斉配信」は消えつつある

まず、よくある混乱の例として、配信者の主張が上手く伝わらない場合、そして配信者が間違いを犯すということ、があります。これまでの社会では、支配者層が「この情報を流せ」と命じたものを、世界中へ一斉送信していたので、情報の内容は皮肉にも統一が取れたものでした。おまけに、向こうはプロですから、どうしたら人の心に「すっと、入り込む」ような伝え方ができるのか、その方法を熟知しているのです。(「それで飯を食っている人」なわけですから。)

ところが、一般人は、「これを流せ」という情報ではなく、自分独自で調べたものを提供し、さらに、それをプロでない、素人の力量で伝えることになるので、どうしても情報の正確さや、伝え方の質に、ばらつきがでてしまいます。おまけに、もともとは情報配信を仕事としてやっていたわけではない人が、ほとんどなので、私的な感情や思考も入り込みます。

…しかし、これは、しょうがないことだと言わざるを得ません。こうしたことを、我々受け手は、考慮しつつ見るべきだと思います。配信者も「間違える」ことはあるし、私的感情を爆発させることも、あり得るのです。この配信者の至らなさについて、揚げ足を取るようなことをしているのが、大手メディアであり、彼らプロはこういう一般人を、「陰謀論者」と片づけます。彼らプロのこの態度は、自分の仕事がなくなるのでは?という、彼らの焦りの現れの一つと言えます。

情報の波動を読むとは?

受け手が情報の選別をする時に、身につけておくとよいスキルとしては、その「情報の波動を自ら読み解く」ということがあります。

「でも、その情報の波動って、どうやってわかるの?」と思うかもしれません。
ここで、星子自身が行っている方法をご紹介します。これによって、その情報からの「汚染」を回避するようにしています。

ここで、鍵となるのが、その情報の「トーン(tone)」です。「トーン(tone)」とは、気分・調子、色調(濃淡や明暗)、音・音色という意味です。これは、雰囲気、ムード、印象、といった、醸し出しているもの、と言えるかもしれません。これらにより、判断していくのです。

どういうことかというと、特に子供とか家族がいる人の場合、安全に守ってあげたいという思いから、真実の情報を発信している人を、必死に探したりします。すると、「発している情報は、真実なのかもしれない。……が、この配信者からは、なぜ、こんなに嫌な感じを受けるのだろう?」と思うことがあります。こういう場合、何が起こっているのかといえば、その情報を配信している人の「トーン」が影響しているということです。

配信者の人生経験が表れる「トーン」

この「トーン」というのは、情報を発信している人の感情、そして、その感情を呼び起こした人生経験と深く結びついています。なので、配信者がその情報を発信する時に、怒りの感情を持っていたら、その情報は怒りの「トーン」を持ちますし、恐れの感情を持っていたら、その情報は恐れの「トーン」を持ちます。そして、その怒りや恐れの「トーン」は、実は、その情報とは「全く関係がない」、その配信者個人の人生での体験からきているのです。それは今世だけのものではなく、過去世でのトラウマかもしれません。

これまでの支配者層が流していた情報は、AI的に人工で作られたものだったため、画一的な「トーン」を持っていました。しかし、今や世界の真実を伝える配信者は、よく言えば人間臭い、悪く言えば、勝手な個人感情の入り混じった「トーン」を持っています。
これが、真実の情報系や陰謀論・都市伝説界隈の、まとまりのない、カオスなムードを生み出しています。
怒り、恐れのような、はっきりしたものではなく、現状への不満とか、個人的に気に食わないことイライラ…など、そうしたものも「トーン」として、表れてくるからです。

「トーン」と言葉が食い違う

ここで、「トーン」で判断すべしというのは、口から出る言葉とは、違う場合があるからです…。いくら「分断しないで」とか、「平和的に」、または「愛」などと言っていたとしても(特にスピリチュアルをやっていなくても、人は簡単に「愛」という言葉を使います)、「トーン」に表れているのは、「白黒はっきりさせてやりたい」、「反対意見を言うやつを潰したい」、「愚民どもに自分が教えてやる」とかいう場合があるのです。

情報は配信者の感情が、そのまま「トーン」として表れるため、「トーン」は隠せません。また、情報の配信者の感情が、その情報の「トーン」であるため、情報の受け手も感情において、その配信者の「トーン」を受け取ります。つまり、「真実かもしれない。でも、嫌な感じがする」と言う情報の場合、情報の受け手は、その情報の配信者の感情を自分の感情の中に、感じたわけです。
ここで厄介なのは、情報は真実かもしれないと思う場合、それについては取り入れたいこともあるが、自分の感情としてはザワザワすると言うことが、起こり得るということです。
この時は、そのネガティブな「トーン」の配信者が配信している情報と、同じ内容の情報を、ニュートラルな「トーン」で配信している人が他にいるのかどうかを調べることが必要になってきます。