宇宙的情報リテラシー〈その3〉~全地球人類にとってアセンションの知識は必須~

令和版 霊感商法

こんにちは。スターシード図書館の館長、星子(ほしこ)です。

世界の真実についての情報、世間では陰謀論と呼ばれるもの。こうした情報を発信している人の中には、情報中毒になっている人がいます。
それがなければ、1日たりとも生きられないかのように、何かに憑りつかれたように、闇の政府や秘密結社の情報を調べてまとめ、無料のイラストなどを駆使して画面をつくり、投稿する……。そうした情報配信に、情報を欲しがる人びとが、大勢、群がり、何万ものアクセス数という記録を出し、コメント欄を闇への憎悪で埋め尽くします。

こうした世界の真実・陰謀論系界隈のカオス・異常現象は、ある種、令和版霊感商法を生み出しました。例えば、そうした世界の真実・陰謀論中毒の配信者らが、「今、世界はこんなに大変なことにっていてる!」、「ねえ、気づいて!気づいて!」、「こんなひどいことが起こっている!」、「ある食べ物がこんなに危険だ!」、「この政党は危ない!」、「世界が滅びる!」、「子供たちがこんな目に遭っている!」と言う内容の投稿をしているのを、よく見かけると思います。

彼らは、まるで注目を集めたがる子供のごとく叫んでいます。共感できるものもあれば、大げさすぎるものもあります。そして、こうした配信者のブログや、YouTubeの概要欄などに行くと、輸入薬品やら、健康食品やら、サプリやら、自作のパワーストーン、自分が書いた本や、講演会、お話会、オンラインサロンの紹介などなどが、載っているのです。
散々、危険だということを伝えて「どうしよう」と相手が焦ったところで、すっと、差し出すのです、「これを買えば、もう安心ですよ」(=「救われますよ」)と……。 

壺だとか、印鑑だとか、数珠だとかには、騙される人は少なくなったかもしれませんが、違う方向から危機を煽られてしまうと買おうと思う人もいるかもしれないのです。あらゆる危機感の煽りは、これらの商品への誘導だったのか、と思われても仕方ありません。
これでは、真実の情報も所詮、オカルト。スピリチュアルも、結局、目先を変えただけの「令和版 霊感商法」まがいのものと言われてしまいます。

真実の情報系界隈がカオスなわけ

とてつもなく、不安を煽られているような感じ、堪らない焦燥感などを覚えたら、一度、立ち止まってみることが必要だと思います。相手の情報に飲みこまれ、相手の情報に、いつの間にか「汚染」され、自分の波動を落としてしまっている可能性があるからです。
特に、2020年から、今世では記憶にはない出来事が起こっていると思う時、異常な事態には異常な方法で対処しようという思考が動いてしまい、本来の自分ならやらないようなことをしてしまいがちです。

上でも述べた通り、世界の真実系の情報を流している人たちは、自身が気づかぬ内に情報中毒になっており、自身も異様な執拗さで、闇の情報を漁っています。こういう配信者は、自分の中に闇の情報をため込んでおり、光の中へ手放すということをしていません。
彼らの手から放たれるものは、泥や油やゴミで汚れたヘドロのようなエネルギーであり、その根幹にあるのは、配信者自身の「恐れ」であることが多いのです。
さらに、そういう情報に群がる人の中にも、同様に「恐れ」があります。「恐れ」を抱いているが、「恐れ」を中心とした汚れた波動の情報の影響を受けることで、自分の波動を落とし、判断力を狂わされてしまうのです。

こうした情報配信者や、それに群がる人たちの中には、世界の真実系の情報を自分の退屈を紛らわす、強烈なエンターテイメントのように見ている人もいます。
悪○崇拝や若返りの薬など、もはや、どんな映画やドラマよりも刺激的です。この手の情報を追う人が過激化するのも、もっと強いドラ○グ(=情報)が欲しいから。「人に真実を知らせるための配信」というのが口実であることは、よくあることで、世界の真実・陰謀論界隈の、マウントや論争だらけのカオスな状況を見れば、それは明白です。

また、彼らは互いに、とても仲が悪いのです。なぜなら、自分の情報が正しいと思って譲らず、自分と違う考えを持っている人間をすぐに馬鹿にしたり、「闇側」扱いするからです。あっちとこっちに分かれて、互いに、いがみ合い、プロレス、バトルが始まります。これでは、まんまと「闇側」のしかけた罠に、自らかかりに行っているようなものです。

大事なのは、その情報がアセンションへの道に繋がっているか?ということ

ミルフィーユというケーキを切ろうとしても、何層にもなっていて、なかなか下のお皿まで達しません。これと同じように、アセンションへの道も何層にもなっています。大変な真実を知った気になっていても、実は、ミルフィーユの表面にかけられた粉砂糖をなめているだけだったということもあるのです。
またミルフィーユを綺麗に切るには、しっかりとしたナイフが必要です。真実入り混じった情報や、スピリチュアルの各段階が、ミルフィーユだとしたら、善良なETガイドやアセンションガイドたちからの光のガイダンス情報はナイフです。
ナイフがあって、初めて、ミルフィーユをしっかり切ることができます。乱暴に、手でつかんだりすると、手がクリームまみれになって汚れてしまうのです。これは、情報に振り回され、あたふたしている状態と似ています。

闇の情報も、必ず光の情報とセットであることで、アセンションへ到達できます。これは、ポジティブな情報かネガティブな情報かということとも、話が少し違います。発せられた情報が、闇の立場からの情報なのか、光の立場からの情報なのかということです。
光の立場からの情報とは、つまり、アセンションへ繋がる道です。闇の立場は非アセンションへ繋がる道です。こうしたことから、宇宙的情報リテラシーを身に着けるには、アセンションへの理解が必須となります。
世界の真実や陰謀論だけを追って、アセンションについて理解しない、スピリチュアリティを跳ねのけるということをしていると、結局、闇側の罠にはまり、堂々巡りをすることになるのです。