リアリストがスピ界隈へやって来た!?

リアリストとスピリチュアル

スターシード図書館、館長の 星子(ほしこ)です。

あなたのまわりにも、いませんか?――「リアリスト」。スピリチュアルな話をすると、「すがるものが欲しいんでしょ?」とか、「新興宗教でしょー?」とか、「ムーって雑誌、好きなの?」とか言って、笑う人たちです。
彼らは「リアリスト」を自称するだけあって、いわゆる、リア充だったりします。幸福は現実的な努力や経験によって、得られるものだ、という考えをもっており、すべての問題をマインドで解決に導いていきます。今までの地球はマインド重視でしたから、彼らの努力は大概、実り、3次元的に成功しているひとも多いのです。

星子は、とある「リアリスト」に並木良和さんがよく言っている、目醒めのゲートのお話をしました。すると、彼は「そんな、ゲート、どこにあるんですか!!」と顔を真っ赤にして、怒り出しました。「えーと、ゲートっていうのは、単なるたとえで、別に、東京都渋谷区の、どこそことか、ワシントンD.C.のどこそことかに、あるわけではないのですよぉぅ(フェードアウト)」

というわけで、今回は、そんなリアリストたちが、スピリチュアル界へと、大量移動してきた話をしたいと思います。

リアリストたちの目醒め?

いきなり、この記事のエンディングの話をすると、最近の流行病以降、スピリチュアル界に来たリアリストの大半が、スピリチュアルから、すでに離脱している、あるいは、こじらせてしまっています。

9.11.アメリカ同時多発テロや、その後のイラク戦争、3.11.東日本大震災における福島の原発問題などをきっかけにスピリチュアルなものに目醒めはじめたひとたちは、その後もスピ界に定着し、おのおのが試行錯誤しながらも、自ら選んだスピリチュアルの道を歩んでいっています。
彼らが目醒めたのは、確かに大混乱期であったものの、自然災害や戦争といった、これまで地球で起こっていた、悲惨な出来事の発展形であったため、ある種、うけいれやすく、地道に内観を行う、気持ち的な余裕もありました。

しかし、つい最近、スピリチュアルな世界に入ってきた、リアリストたちの状況は、これまでとは違います。スピリチュアルとは、無縁な世界に住んでいた、政治経済が好きな人や、国際関係に興味のある人や、歴史や考古学が好きな人たちが、最近の謎の「流行り病」や、もはや摩訶不思議な黒魔術的な世界観だったアメリカの大統領選によって、「なんだか、この世界、おかしいよね?」と、気づき、ある日、突然、スピリチュアルの世界に飛び込こんだのです。おそらく、 あまりにも奇妙な世の中に、もはやスピリチュアル的なものの見方をしないでは、頭がどうかなってしまいそうだと思ったのでしょう。

はまってしまった罠

スピリチュアルというのは危険なものです。取り扱い注意です。
これについては、いずれ記事を書くつもりですが、星子は、2012年にスピリチュアルなものに目醒めてから、かれこれ、約9年ほどついやしているわけですが、ここまでくると、生まれながらの特殊能力や霊感などがなくても、訓練によって自動的に、本物と偽物を見分ける能力がついてきます。さらに、怪しい情報の中からも、真実を拾い上げる能力なんかも、だんだん、身に付いてきます。こういうことを、一種のゲームのようにできちゃったりします。

ところが、これまで、スピリチュアルなものに全く親しんで来なかったリアリストのひとびとが、流行病のこの時期にスピリチュアルな世界に入ると、勝手がわからないので、とりあえず、検索して、目についた記事や動画を読んでみたりします。
そして、なぜか2020年から、世界の真実と称する情報が、あふれるようになったなか、リアリストの人たちは、陰謀論とスピリチュアルを、うまいことかけ合わせた、ごった煮のような、情報の樹海のなかに迷い込んでしまったのです。

まことしやかに作られ、操作された情報と、明らかに黒魔術なスピリチュアル情報に触れたことで、それらに振り回され、彼らは翻弄されてしまいました。さらに悪いことに、もともとリアリストなので、スピリチュアルや世界の真実(陰謀論系含む)で得た知識を、3次元的な世界のなかで、かたちにしようとします。つまり、投資や事業の発展などに利用しようとするのです。

「スピリチュアルが悪い」

しかし、結局、大統領選が終わり、なにも起きず(見た目には)、なにも変わらず(見た目には)――となり、 結果として残念なことに、投資などで、大損してしまう人も出てくるようになりました。
こうして、騙された!と怒り、スピリチュアルからも、世界の真実(今や彼らにとってはデマでしかない)から、大急ぎで離れていくことになりました。

ただ、世界の真実をたった一部でも、知ってしまったがゆえに、もはやそれを無視することができないという、一部のリアリストたちは、何かが、おかしいという感覚を捨てることはなく、3次元的方法での真実の探求に向かいました。
そうした人たちの中では、

陰謀論-スピリチュアル=真実

という公式が、できています。スピリチュアルは、心の弱い人たちが誤魔化し誤魔化し生きるためのツールにすぎないという考え方です。

しかし、稀に、いまだ、スピリチュアルというものを見捨てないリアリストもいます。そういう人たちは、おそらく元々、スピリチュアル的なものに興味があった人たちなのでしょう。

現象の背景は?

こうした現象は、なぜ起こったのでしょうか?リアリストたちを世界の真実や、スピリチュアルから引き離すという、「陰謀」が、あったのではないでしょうか。
むろん、人びとを、真実やスピリチュアリティから遠ざけ、3次元的世界に閉じ込め、目醒めないようにさせるという手法は以前から存在していました。ですが、多くの人びとが、そういう押さえつけを打ちやぶって、目醒め始めている今、ここで、もう一段階、精密な手法でもって、それをくい止める何らかの力が、働いたのではないでしょうか。

一方で、残念なことに、リアリストたちが言うような、詐欺的方法を使う、自称スピリチュアルな人びとや自称 世界の真実を知る情報屋 が存在しているのも、事実でした。そうした人たちの詐欺的行為が、リアリストたちのスピリチュアル界隈への流入によって、あぶり出されたという、痛ましくも、これからの世の中にとっては、よい流れとなる現象も起こったわけです。

アンカーとしてのリアリスト

スピリチュアル界でよく言われるように、魚座の時代から、水瓶座の時代になって、地の時代から、風の時代になって、今後、自然に、今回取り上げたような詐欺的行為は消滅していくでしょう。
そして、リアリストたちと、スピリチュアルな人びとが、分断されることなく、手に手を取り合って、共に歩んでいける、そんな世界にしていく、これが今、地球にいる人びとにとって、大事なことなのです。

リアリストたちのことを物質世界にとらわれた、頭のかたい、何もわかっていない人たちと考えるのは、早とちりというもの。特に、スターシードたちは宇宙の星に帰りたーいと、時に、地球上で、ふわふわと浮きがちです。

そんなスターシードを地球にしっかりと繋ぎ止めてくれるアンカー(いかり)のような役割を果たしてくれているのが、リアリストという存在。彼らのうちにも、後に、スターシードだと目醒めるひとが、現れるかもしれません。そうなったときは、先に気づいていたスターシードたちが、彼らをサポートすることになります。つまり、持ちつ持たれつ、なのですね。