雑誌『anemone』(アネモネ)の「聖なるSEX特集」について
スターシード図書館の館長、星子(ほしこ)です。
少し前ですが、スピリチュアルガーリーな雑誌(と星子が思っていた)雑誌『anemone』で、「聖なるSEX特集」が、組まれていました。
この特集雑誌の発売時ごろに、いやらしい興味本位で、アメブロに取り上げている人がいたので、取り上げるのを避けていましたが、やはり、このカテゴリーの記事をアメブロ時も含め投稿していたので、「スルーできない!」と、取り上げることにしました。
この8月号での目玉は、何と言っても、アダム徳永さんです。徳永さんの『スローセックス実践入門:真実の愛を育むために』 (講談社+α新書)という本を読んだことがありますが、この『anemone』の記事では、徳永さんが、かなりスピリチュアルに傾倒しているようで、びっくりしました!
上の本を書いていた時とは、全く別人のようです!
その後、ある知人に聞いたところ、その人が知る所では、すでに5年ほど前から、「アダム徳永さんは、スピリチュアルに行ってしまったらしいって、噂になっていた」とのことでした。
徳永さんが、セックスそれについてより、スピリチュアル色の方が強くなり、離れて行く人もいたようです。
星子も、個人的には、セックスとスピリチュアルとを結びつけるのは、かなり慎重になる必要がある、と思っています。
女性器にパワーストーンを入れるという、とんでもな方法を提唱する人の話を聞いたことがありますし、中には、セミナーの講師が、自分の好みの綺麗な女性を、あとで、別室に呼ぶ…という話も聞いたことがあります。
よく闇側の暴露で話題になる乱交パーティなど、セックスとスピリチュアルの組み合わせは、下手をすると、アレイスター・クロウリーのコミュニティのような、ルシファー的なムードが漂う場合があります。
このアレイスター・クロウリーのオカルトは、あのフラワー・チルドレンの頃のフリーセックス、「セックス・ドラッグ、ロックンロール」の世界観へと繋がって行くように思われます。あの頃すでに、ニューエイジは、ルシファー的なものにハイジャックされていたわけです。
大事なたった1つのこと、とは?
いきなり、ここで、館長が今のところ出している結論から言ってしまうと、よいセックスに必要なたった1つのこととは、「相手への思いやり」です。
よく、「愛があるセックスがよい」などと言われますが、愛というのは人によって、理解の仕方や理解の程度が様々なので、これを基準に考えようとすると、どこか対象の輪郭が曖昧な、ぼやけたものになってしまいます。
スピリチュアル業界では、愛という言葉を使えば綺麗にまとまると思って、やたらと使う人がいますが、この言葉も使う時は何を指してそう言っているのか明確な説明をするなど、するべきなのです。
それでも強いて言うなら、思いやりさえあれば、愛があるということと、ほぼ同じになると思います。
思いやりさえあれば、特別な技術や話術、スピリチュアルは、当面のところ、よいセックスには必要ないと言えます。
男女で違う、チャクラのエネルギーの回路
リサ・ロイヤルさんの本『アセンションの道しるべ:新しい世界への旅は自己変容から始まる』によると、男性と女性では、チャクラにおける、エネルギーの回路が違うようです。
この本によると、第2チャクラは女性性(内向きのエネルギー)で、第3チャクラ(太陽神経叢)は男性性(外向きのエネルギー)だそうです。
リサ・ロイヤルさんは、女性の場合、第2チャクラ(感情の座)と、同じく女性性である第3の目のチャクラである第6チャクラ(直感の座)はエネルギー的な回路で、繋がっていると言います。女性の方が、直感がするどいというのも、ここに理由があるようです。
リサさん曰く、先程も言った、男性性のチャクラである第3チャクラ(太陽神経叢)は内から外へと流れているエネルギーで、男性が行動思考なのも、このためだそうです。また、こうした理由から、愛情表現においても男性は第3チャクラ的に、行動で示そうとするので、それが性行為という具体的な「行動」となるのに対し、女性は愛情表現を第2チャクラ的に、繊細な情緒(感情)に重きを置くので、ロマンチックな交流を求めがちです。
こうして、なかなか、双方のニーズがかみ合わないという事態が起こるわけです。もちろん、上のような例も、女性性の強い男性の場合はロマンチックさを求めたり、男性性の強い女性が積極的な行動による愛情表現をしたり、と、それぞれ、どちらの特徴が強いかで変わります。
プレイボーイは2種類いる(星子の分析)
ところで、星子の分析では、プレイボーイや女好きと言われる男性にも、大きく分けて2つの種類があって、1つは「本当に女性が、好きで好きでしょうがない!」と言う場合。2つ目は女性を「自分の欲望の対象として、あるいは、ステイタスを表すシンボルとして、単に『モノ』として見ている」場合です。
最初の種類に属する男性は「真の女好き」と言える人で、この手の人になると、女性が嫌がることは、ほぼしません。というのも、女性は自分にとてつもない喜びを与えてくれる存在なので、そういう意味で大切にするのです。しかし、この場合、この男性にとっては女性が自らの「弱み」となります。つまり、女性がらみのスキャンダルやトラブルに遭いやすくなるのです。
一方、後者の方に属する男性となると、第3チャクラのエゴと女性とが結びついており、多くの場合、女性のみならず、お金や権力にも執着しています。こういう男性は女性をお金で言うなりにさせたり、女性を自分のステータスシンボルとして見せびらかし、道具扱い、モノ扱いします。
また、この手の男性は欲望のマシーンのようになり、性的なことに関しても女性への思いやりはなく、ただただ自分の欲や快楽目的の行為となります。
スピリチュアル的には、後者のこの男性には、ネガティブなエンティティがついていることもあります。あまりに莫大なお金を動かしているのであれば、その男性自体がネガティブ・エイリアン・アジェンダ(NAA)の手先として働いている場合さえあります。
こうなると、集められた性エネルギーは、ルーシュとして、ネガティブ・エイリアンに集められます。
ところで、女性の場合は、第2チャクラ(子宮)で性的なことに関わっているので、第2チャクラの特性である「感情・中毒」といったキーワードに巻き込まれてしまう場合があります。
こうなると、たとえ、前者の思いやりのある「真の女好き」の男性に巡り合ったとしても、女性側は嫉妬や執着などで、苦しむことがあります。この問題点は人類の多くが第4チャクラ(ハート)ではなく、第2チャクラで感情を処理していることが関係していると言えるでしょう。(*)
セックスの話題を嫌がる日本のスピリチュアル業界
人類に対し、ネガティブな存在たちは、マインドコントロールなどの心理操作で人類の性に対する感性を操作したり、闇の儀式などで性エネルギーを利用したりします。スピリチュアルとセックスの組み合わせは、闇落ちしやすいテーマではありますが、このアセンションの時期に、大変重要なテーマでもあるのです。
しかしながら、スピリチュアルをやっている人の中には、セックスの話が出ただけで、「あ~!もう、やめて!」と、拒絶反応を示す人がいます。
こうした反応が起こるには様々な理由があると思われますが、1つには小さい頃に性的虐待や犯罪など、性に対してトラウマがある場合があります。
あるいは小さい頃でなくても、ともかく、性に嫌悪感があるので、それによって、肉体的なことすべてに嫌悪を抱き、スピリチュアルを現実逃避に使っているという人もいます。
これは女性に多い現象と言えるでしょう。
日本の女性が性的なことに嫌悪を抱きがちな理由として、男性向けAVビデオや性的な漫画などがあります。コンビニなどで目にする裸の女性が載っているグラビア雑誌を始め、これらが提供する性描写は露骨で犯罪的なものが多く、女性が日常的にそうしたものを目にするにつけ、性=いやらしい・汚らしいものと認識してしまい、セックスに対しても、いいイメージを持ちにくくなるのです。
AVはファンタジー
昔は、レンタルビデオ店の奥にカーテンで仕切られた空間があり、そこにポルノコーナーがありました。(今でもある店舗もある)。現在は、ネットの配信動画でポルノ作品が見れるため、次から次へと見ることができます。これによって、ポルノ中毒になっている男性は、日本だけでなく、全世界にいます。
また、日本では売春行為が法律で禁止されて、売春婦もいないため、日本人男性の性体験の参考となるものは、アダルトビデオ、いわゆるAVとなります。このため、多くの男性がセックス=AVと思い込んでおり、現実の女性を前にして、AVを参考にしたセックスをしてしまいます。また、その時、女性がセクシー女優がしていたような反応を見せないと、男性はセックスが上手く行かなったと思い、その原因を女性のせいにするのです。
近年、日本では、AVに出演している男優・女優・監督たち自ら、「AVはファンタジーであり、実際のセックスとは違う」という啓発活動をしています。しかし、「じゃあ、それに出演したり、撮影したりしている、自分たちは何なんだ」と言われてしまえば、説得力がありません。
中には、まるで罪滅ぼしのように、よりよいセックスや男女関係を説いて活動している業界人もいます。しかし、代々木忠監督のような例外を除いて、性というものに真摯に向き合って、それを仕事として世間からも一目置かれている人は、ほとんどおらず、商業主義に走る巨大なAV産業に四苦八苦している人が多いのです。
日本ではセックスも「秘すれば花」?
日本では今でも「秘すれば花」なのか、性的なことは隠されています。たとえ、女性が解放された証のように、雑誌「アンアン」などで、「セックス特集」が組まれたとしても、表紙にはイケメンタレントが登場し、「こういうカッコいい男性に『選ばれる女』になるためには、『愛される女』になるにはどうしたらいいか」という、そうした角度から記事が書かれています。
また、世間一般では、性的なことは、アンダーグラウンドに押し込められ、男性むけAVのいやらしいものという認識が根強いのです。
日本のスピリチュアル好きな人は女性が多いのですが、大好きなスピリチュアルな世界にまで、男性に愛されるためのセックスだのという他人軸の話題や、いやらしいビデオの話だのを持ち込まないで欲しいと言う女性が一定数います。
こうした背景の中、日本のスピリチュアル業界は「少女漫画的な」、愛と光、蝶々、虹、ユニコーン、妖精、天使という、どこかニューエイジ的なムード、現実逃避感が強いのです。
今回の雑誌『anemone』の特集も、テーマはセンセーショナルではあるものの、内容としては性的には、まだ子供っぽい日本のスピリチュアルの実情を露見したものになっています。
残念ながら、「セックス」というテーマは、日本のスピリチュアル業界では未開拓な分野であり、怪しげなトワイライト・マスターの温床ともなり得る危険なものでもあることを、特集自体が証明してしまったのです。
参考文献
(*)ガーディアンETが注視する人類の第2チャクラの問題について。アセンション・ガイド リサ・レネイ(Lisa Renne)さんのYouTubeチャンネル EnergeticSynthesisの動画より、Year of the Indigo Prt 4 of 6↓