「スピリチュアル系」の本を出す出版社〈その4〉~「本物」の具を「偽り」のパンではさむ~

ナチュラルスピリット

こんにちは。スターシード図書館の館長、星子(ほしこ)です。

大手出版社が、スピリチュアル的な自己啓発や、カウンセリング・セラピーなどの本に留まっている中、本格的な「スピリチュアル」本をメインに出している出版社があります。
VOICE(ヴォイス)、ナチュラルスピリットは、雑誌『anemone』のビオ・マガジン社より、さらにディープな内容の本を出しています。

ナチュラルスピリットですが、この出版社から出版されている本は、華やかで女性向きな『anemone』から生まれた本に比べると、表紙が非常にさっぱりしています。

最近、星子が購入したのは、ロバート・シモンズの『新しい意識の石』という石に関する本です。

ロバート・シモンズ氏に関しては、完全に偽光ではないとは言い切れないものがありますが、石に関する感性は素晴らしく、この本にしても共感することはたくさんありました。

ところで、ナチュラル・スピリットは、トニー・パーソンズを始め、ノンデュアリティの本を一時期、積極的にだしていた印象です。
ノンデュアリティは偽光(フォルス・ライト)の一種ではありますが、ナチュラル・スピリット自体が怪しい出版社だというより、ビオ・マガジンもですが、スピリチュアル系のものを出版している限り、全ての出版物を本物のアセンション情報だけにすることは、現状では、難しいのだと思われます。
偽光(フォルス・ライト)は、日本だけ、あるいはスピリチュアル業界だけでなく、どんな領域にも入りこむからです。

ナチュラルスピリットは、スターピープルというYouTubeチャンネルを持っており、そこで新刊の内容を知れたりします。また、ナチュラルスピリットの本は、かなり電子書籍化されているようです。分厚い本など、重くて嫌だと言う人は、電子書籍のが楽だと思います。

バシャールを広めた出版社

次は、VOICEという出版社です。
VOICEは、グリア博士の『非認可の世界』が出版された時は、ちゃんと盛り上げていて、グリア博士のディスクロージャーに理解ある出版社に思われましたが、その後のイベントで、日本のグリア博士ファンを幻滅させました。

ところで、星子は、願望実現系では、バシャールより、エイブラハムの方が好きでした。バシャールはエササニ星の宇宙人をチャネリングした情報だと聞いた時、星子は、ちょっと、ついていけなかったのですね。それなら、集合意識体であるエイブラハムという存在の方が、まだ理解できたのです。

VOICEは、そのエササニ星のバシャールを世の中に広めたということを自負している出版社なので、集合意識体のエイブラハムより、もともと宇宙人寄りの出版物を送り出していました。リサ・ロイヤルさんの本や、ワークショップなども開催しています。

一緒にイベントに出る=仲間ではない

2020年ごろから、日本のスピリチュアルに馴染んている人たちが、これまでの、アッセンデットマスターや天使などから、宇宙人やUFOなどへフォーカスするように変化したのに伴い、VOICEは、ディスクロージャーの父グリア博士の映画『非認可の世界』の書籍版を出版することにしたようですが、ここから、少々、不審な動きが始まります。

まず、『非認可の世界』が出版される、その前に、グリア博士のようなETとの関わり方とは、真逆の偽光の人物の本を販売していたのです。

さらに、極めつけは、後に逮捕されてしまう神真都Qのイチベイ氏、Q情報をド派手に伝えるジョウスター氏らが出演するイベントに日本でグリア博士の本の権利を持つ、「グレちゃん」こと、グレゴリー・サリバンさんや、『シークレット』の翻訳者、佐野美代子さんも『TROUTH SEEKERS』と絡めて、出演させたことでしょう。

イチベイ氏やジョウスター氏がどういう人物かということは、ここではさておき、問題は、このイベントの並びを見て、佐野さんやグレゴリーさんのこれまでの活動や事情をよく知らない人には、「佐野さんやグレゴリーさんも、ジョウスター氏やイチベイ氏の仲間なんだ!」と思われたということです。
イチベイ氏やジョウスター氏は、グレゴリーさんや佐野さんのことを批判したりしていませんし、逆の場合もそうで、むしろ、グレゴリーさんは、宇宙人に関する偽情報を発信する危険な人物Tについて、イチベイ氏に忠告をし、芸能界でも活動するジョウスター氏を取り巻く環境にも理解を示していたのです。

イチベイ氏やジョウスター氏に問題があるとすれば、ネガティブな存在の力を甘く見ていたということでしょう。闇の組織や存在のやり方について、グレゴリーさんや佐野さんのように知識も経験もなく、不用意に飛び込んでしまったのです。

そして、本を売るために、こうしたイベントを仕組んだ出版社にも問題があります。怪しげな人物の情報に、信ぴょう性を持たせるような印象を読者やイベント参加者に持たせるために、本物の活動家を近くに配置する、というやり方をしたからです。
上記のコラボイベントでは、ジョウスター氏やイチベイ氏らのイベントに、佐野さんやグレゴリーさん(グリア博士)を一緒にすることで、まるで、ジョウスター・イチベイ氏らのことも、正式な活動家であるかのような印象を持たせたのです。(そして、彼らの本も一緒に売りたいのでしょう)。

「本物」の活動家という具を「偽り」のパンでサンドした、「サンドイッチ型」出版社と星子は命名しました。こうしたやり方は、人びとを混乱させ、さらには読者を金づるとしてしか見ていない、馬鹿にしたやり方なのです。これでは、もはや、ニューエイジ的な「愛と光のスピリチュアル」の体さえ、成していません。

いつも金になるティーチャーを探している人たち

星子は、アメブロからブログを始めましたが、星子が自分の考えや自分がよいと思った本を紹介しているだけの時は、何の反応もなかったのですが、高次元の情報を提供しているリサ・レネイ(Lisa Renee)さんのYouTube動画やブログで見たことを、星子がブログに投稿し始めると、VOICEのワークショップ担当者が、急にその記事に「いいね」し始めました。

そう、彼らは、日夜、新しいティーチャーを探しているのです。星子のブログに高評価をしたのも、他の出版社がまだ見つけていないらしい「すごいスピリチュアル能力をもっていそうな人」を知れたからでしょう。
ともかく、その担当者が、自分の個人的感情で、つまり、星子の記事にあった情報に心動かされたのでないことは、明らかでしょう。というのも、グレゴリー・サリバンさんがビオ・マガジン社から出版した『スターファミリーと出逢う完全なびBOOK』の紹介には、「いいね」していませんでしたから!

そもそも、VOICEが出した『非認可の世界』の本の書評をした記事にも、VOICEの担当者は「いいね」していませんでした。実は、これは、ビオ・マガジンも同じで、星子がどんなに、『スターファミリーと出逢う完全なびBOOK』をアメブロで評価しても、ビオ・マガジンの関係者や『anemone』の編集長から「いいね」が来たこともありません爆笑。

無名の読者になんか、用はなし!紹介しているのが有名人か、まだ他社に取られていない金になりそうなスピリチュアルティーチャーかにしか、スピリチュアル系の出版社は興味はないのです。
高次元のスピリチュアル情報が載っている出版物が、極端に少ない理由は、ここにもあるのですね。