スターシードに仕掛けられた罠「覚醒止め」。

引き寄せられない人は、それが「運命」だったのか?

スターシード図書館の館長、星子(ほしこ)です。

「引き寄せられないものからわかること」という投稿をしましたが、これはある意味、続きとなります。その記事で、「本来、欲しがるべきもの」を欲しがらず、社会的にこれを「欲しがるといいよ」というものを欲しがってしまい、何も引き寄せられないばかりか、自分が、この地球に生まれて来た目的や使命などに気づかぬまま、一生を終えてしまう可能性について、ちらっと触れました。

しかし、前回の投稿を見た人の中には、こう思った人もいるのではないでしょうか?

「とはいえ、潜在意識とか引き寄せの法則とか、宇宙にお願いとかを使って、望むものを引き寄せられている人、願いが叶っている人、世の中にいるじゃん?そういう人は何なの?あの人たちは、もともと、あの願いが叶うということが、『運命』だったというの?それじゃ、あまりに不公平じゃないですか?」

わかります、だって、星子も、長年、そう思っていましたから…。そもそも、星子が、スピリチュアルを始めたのだって、幸せになりたいからであって、別にETとコンタクト取りたいとか、UFO見たいとか、そういうことは考えていませんでした。
お金持ちになって、時間が自由な楽ちんな好きな仕事に就いて、理解ある素敵な人と結婚して、快適な家に住む、そんなことを館長も夢見ていました。どれも、自分の思い描いたようにはいきませんでしたが。

スターシード・ブーム

引き寄せの法則を含む願望実現系は、セミナーや本などで広まって、もはや日本のスピリチュアル界に根付いて久しいと思います。
本屋さんの「精神世界」の本棚には、そうした願望実現系の本が並んでいます。あとは、レムリア時代などに行われていたというヒーリングの本、チャクラに関するものなどです。

こうした中、最近、にわかに注目され始めた、「スターシード」という言葉。「あなたはプレアデス出身ですよ」、「シリウス出身ですよ」など、そういう話がされるようになりました。
願望実現系の本などで、よく、「宇宙にお願いしよう」などという内容もありました。これもまた、「宇宙意識」ということで、認識されていたと思います。「ハイヤーセルフ」という言葉もよく出てきました。

「スターシード」で検索してみると、願望実現系の内容を発信している人やタロットカードの占いをしている人のブログに、「#スターシード」とついていたりします。とにかく、「スターシード」という言葉がもてはやされている印象です。

しかし、どうも、そうした「スターシードのことを書いていますよ」と言う情報発信者の情報の中身を見てみると、これまでにもよくあった願望実現系と大差ないことが多いです。
こうなっている理由としては、おそらく、上で言ったような願望実現系で言われていた「宇宙」というものと「スターシード」の話の中で言われる「宇宙」が、ごっちゃになっているということがあるのでしょう。

引き寄せ・願望実現系の言う「宇宙」

これまで日本のスピリチュアル界で言われていた「宇宙」とは、「何となく広大でいいもの」という曖昧なものだったようです。
ある意味、願望実現系では「宇宙」も「ハイヤーセルフ」も、「潜在意識」も、なんなら、ヒックス夫妻の言う「エイブラハム」、「アッセンデットマスター」、「エンジェル」――それらは、すべて同じ、「なんか、いいもの」、「願いを叶えてくれるもの」で、同じようなカテゴリーとして認識されていたように思います。オラクル・カード、タロット・カード、占星術などの占い、そして、また神社でお願いする、ご利益のある龍の絵、御朱印集めるなども同様です。

かつてパワーストーンと呼ばれていた天然石などの「スピリチュアルグッズ」、キリスト意識、ブッダの意識――こうしたものが、ごちゃまぜになり、「宇宙意識」という言葉の中に、ぼんやりと漂っていたのです。

ダリル・アンカが語る「バシャール」と言う存在がいるじゃないか?と思うかもしれませんが、「バシャール」は、日本の精神世界と題する書店の本棚の中で、願望実現系と「スターシード」で語られる「宇宙」の間にいる存在として認識されていたように思います。しかし、近年では、ダリル・アンカ氏の見解や伝え方に疑問を抱く人も出てきており、同時にチャネリングは憑依と同じで、行う当人に危険が及んだり、情報が不正確だったりと問題視されるようになってきました。

宇宙種族たちの歴史を知ってしまうと…

館長も、「スターシード」って、なんかいいもんなんだろうと、ぼんやりとした認識でした。

しかし、グレゴリー・サリバンさんの本やスクールに行ったり、グリア博士やジェームズ・ギリランドさん、リサ・ロイヤルさん、アモラ・クァン・インさんなどの本を読んだり、リサ・レネイさんのブログや動画などを見るようになってから、どうやら、「スターシード」というのは、あんまり、いいだけのもんでもないらしい……ということが、徐々にわかってきたのです。

特にショックだったのは、リサ・ロイヤルさん、アモラ・クァン・インさん、リサ・レネイさんら(←なぜか、みんな女性)が語る、宇宙種族たちの歴史のダークさです。

やっと、幼少時、映画『エイリアン2』を、たまたま両親と見てしまってからの宇宙人に対する恐怖から解放されたと思ったのに、そしてm近年知った秘密結社などの闇の儀式など、ドロドロしたものから離れたかったのに、天の川銀河の歴史も、なかなかのダークさだったのです。

「スターシード」と題して、ブログを書いている人の中には、「宇宙って、綺麗なんだよ~」と能天気な話をして、スピリチュアル・ビジネスをしている人がいるようですが、そういう情報配信者を見ると、最近、彼らの周波数が星子には合わないようで、気持ち悪くなります。

引き寄せの法則にしがみつく人々

「スターシード」という、響きのよい、一見ロマンチックな言葉と、ETたちもなかなかハードな歴史をくぐり抜けて来たんだなあという感慨深いリアルな感想との間に橋を渡すような情報配信者が、日本のスピリチュアル界にはいないのだなという気がします。

これの原因として、潜在意識や引き寄せなどの願望実現系で、「成功してしまった人」が、なかなか、「スターシード」の本当の姿にたどり着かないという問題があるようです。

潜在意識や引き寄せなどの願望実現法は、決して嘘ではないかもしれないのですが、それで上手く行ってしまうと、その先へ進むことが逆に困難になり、「覚醒止め」にあいます。

潜在意識や引き寄せなどで成功した人の多くは、そうした法則を知る前は、大変な苦労をしています。そうして、どうしようもなくなって、願望実現の法則を試して、それから、結果が出て……と言う人がほとんどです。こうなると、一度、上手く行った法則を、捨てることは困難なのです。

願望実現の法則の情報を配信している人の中には、明らかにもう次の段階へ行ってもいいはずなのに行かず、ずっと、願望実現の法則に留まっている人がいます。「執着を手放すことが大事」と言いながら、なかなか、願望実現法だけは手放さないのです。

そうして、残念なことに、こうした人が、「すべて自分で創っているのだから、誰かに頼るとか(ETコンタクト)とか、外に目を向けるとか(UFO観察)なんておかしい。ネガティブな存在につながらないようにシールドをたてるとかも、おかしい。それより、よいことに意識を向けていればいいんだ」と、徐々に、主観的な世界へ迷い込み、偽光へ行ってしまうのです。

エイブラハム、バジャールなどに、闇側では?と、疑いを向ける人がいるのも、これが理由です。これら願望実現法は、人々の覚醒止めを促すもので、どこかの「操作」が入っていると思われても仕方ありません。

「ノンデュアリティ」による悪魔の囁き

では、願望実現しなかった人の方が、すんなり、「スターシード」として覚醒できるのか?と言えば、そうは、いかないのが、このネガティブ・エイリアンが作った社会なのです。
願望実現が上手く行かないで、スピリチュアルでグルグル堂々巡りしている人を捕まえるのが、「非二元」・「ノンデュアリティ」というものです。これは人びとの、「死ぬまでには、この世の真実(答え)を知りたい」という欲求を巧妙に利用した罠です。

スピリチュアルで堂々巡りをしてしまっている人は、もれなく、「探求疲れ」しています。ここで、疲れ切ったスピリチュアル探求者に、天使のように語り掛けるのが、「非二元」・「ノンデュアリティ」スピーカーと呼ばれる人たち。彼らの「探求を終わらせてあげるよ」というメッセージは、悪魔の囁きなのです。こちらも「操作」入っていると言う人もいますが、それもあり得る話です。

おわりに

潜在意識や引き寄せなど、願望実現系の法則で叶えられるのは、3次元のものだけです。
スターシードとして、アセンションの時代を多次元的に生きてみたいと言う望みがあるのなら、張り巡らされた罠にはまらずに、魂を成長させていきましょう。

参考文献


★Lisa Renee EnergeticSynthesis YouTubeチャンネル&WEBサイト

https://energeticsynthesis.com/