ジェームズ・ギリランド著『究極の魂の旅~スピリットへの目醒め~』ブック・レビュー(3)

プレアデス人の女性ブラジー

スターシード図書館の館長の星子(ほしこ)です。
今回は、ジェームズ・ギリランド著『究極の魂の旅』のレビューの3回目です。

3分の2を読んだ時点、本で言うと、第2章の最後にようやく、ETとのコンタクトの話が登場します。そこに登場するのは、プレアデスの女性ブラジー。彼女は本の最後の方まで、登場し続けます。

ブラジーの絵が本に載っているのですが、とても愛らしく清らかな雰囲気です。ジェームズさんが瞑想で深いトランス状態にあった時、初めてブラジーとのコンタクトがあったのです。
しかし、この存在からの「私たちは船に乗っている」という言葉に、さすがのジェームズさんも驚きます。そして、とうとう自分も正気を失った!と思います。さすがに、これは自分の想像だろうとまで思うのですが、妹とその友人が、その時、ジェームズさんに、外に宇宙船がいたのを見たか?と尋ねてきます。それで、ジェームズさんはブラジーとのコンタクトが自分の想像でも何でもなく、実際にあったことなのだと確信します。

アダムズ山のリトリートセンター

ブラジーとのコンタクト、そしてUFOを見ることが日常茶飯事となっていくのですが、この話の時、ジェームズさんがいるのは、すでに、アダムズ山のふもとのリトリートセンター。今やアダムス山といえば、UFO、UFOといえば、アダムス山みたいな感じなんですが、もともとスピリチュアルな道を歩んでいたジェームズさんとしては、UFOやETに、興味はなかったのです。
しかし、周波数が高くなるうちに、とうとう、ETとコンタクトできるようになってしまった、ということらしいです。

そうこうしているうちに、ブラジーの導きによって、世の中にUFOの存在を知らせる時が来たことを知ります。ジェームズさんの友人の男性が、旅客機の中から、UFOの撮影に成功しますが、その映像を様々なUFO団体へ送ると、その郵便が途中でどこかへ消えてしまったり、映像がひどく改ざんされたります。おまけに、その後から、ジェームズさんの周囲で、身の危険を感じるような恐ろしい出来事、極めて異常な出来事が起こりだします。

こうした危険に関して、ジェームズさんは、スティーブン・グリア博士のもとにいた女性の友人に尋ねます。その女性によって、ジェームズさんは自分を危険な目に合わせている存在の正体を知りますが、その後まもなく、その女性は亡くなってしまいます。こうして、ジェームズさんも、しだいに、いわゆる陰謀論で語られるようなダークな世界の裏側を知っていくことになります。

クリスタルスカル、運命の女性?

ジェームズさんは危険な目に遭いながらも、その歩みを止めることはなく、自分の魂の旅を続けます。

途中、クリスタルスカルとの面白いエピソードも飛び出します。

そして、とうとう、ジェームズさんに運命の女性と言えるような存在が登場します!これが、息が詰まるような美しい話なのですが、ちょっと、あまりにも次元が高すぎて、この話に、ぽかんとなってしまいました。しかし、とてつもなく感動的な話でした。

さて、その存在とは――それは、ぜひ、本を読んで確かめてみてください!まあ、ジェームズさんぐらいになると、もはや、地球ではそういう存在は見つからないんだなと思いましたけどね。(半分ネタバレ)とはいえ、ジェームズさんと同じでなくとも、ある意味、地球上でいくら望んでも叶わなかった望みと言うのは、実は魂からすると、それは本当の道ではなかったのではないか?とも思えます。

衝撃的な本!

ジェームズさんが読者に対し、「あなたも力強く、愛にあふれ、姿を現した神・女神」であると言っていても、それは、あくまで、それぐらい神聖な存在なのだ、源から来た存在なのだという意味であって、日本のスピリチュアル界でよく言われているような、自分=神とは似て非なるものなようです。
日本のスピリチュアルでよく言う、自分は神または創造主であるとの考えは、この世界を創っているのは、自分である、という認識です。そして、それがしだいに、どんなことも許される自由意志との認識とごちゃまぜになり、全てをコントロールできる、全知全能の神のようになります。これは、気がつかないうちに、エゴを増大させる結果となるのです。むしろ、この肥大化した自由意志こそ、闇側の考え方。自由意志のもと、悪さえも許されるそう言う考えです。

また、もとはダークサイドの考え方でなかったとしても、全ては内側の反映である(鏡の法則)との考えに凝り固まってしまうと、自分の中に閉じこもってしまい、非常に主観的にしか、物事を見れなくなります。そう言う人達からすると、UFOを見たり、コンタクトを取ったりすることが、オカルトじみている、外側ばかり見ている、子供じみていると言った風に見えるようです。
しかし、今回、取り上げた『究極の魂の旅』を読めばわかることですが、自分の内面しか見ないことを、内観と勘違いしている人達こそ、随分と子供っぽいに違いありません。自分では内観をしているつもりであっても、それが現実、リアルな地球(ガイア)の変化や宇宙存在からの呼びかけなどを無視する結果となり、自分が創りあげた非常に狭い世界に閉じこもることになるのです。

ジェームズ・ギリランドさんの今回紹介した本を読んで、今までのスピリチュアル観が根底から覆されたような、強い衝撃を受けました。様々な意味で非常に奥深い本である、『究極の魂の旅』を読み終えて、ようやく、このタイトルの意味が理解できた気がします。

この本、すごい!圧倒的、推薦図書です!