宇宙的情報リテラシー〈その2〉~ポジティブな情報も、「トーン」に注目する~

主権はいつも自分にある

こんにちは。スターシード図書館の館長、星子(ほしこ)です。

ある配信者が流している情報を「真実かもしれない」と思いつつも、情報や配信者の「トーン」からは、嫌な感じのものを感じてしまう場合、とりあえず、その情報は、いったん、保留として、他にその情報を流している、配信者がいないかを調べます。

そして、その時、ニュートラルな「トーン」で、その同じ情報を配信している人が見つかったら、その人の情報を見てみます。その上で、その情報を自分の中や自分の生活に、取り入れるべきか、改めて考えてみるのです。

もしかしたら、さっきまでは、「○○をしないと、○○を摂取しないと、自分や子供の命が危ない!」と焦っていたかもしれません。(「子ども」はトリガーになりやすいのです。)
しかし、ニュートラルな「トーン」で、配信している人の情報を見たあとでは、
「○○をしたり、○○を摂取するのは、確かにいいことかもしれないけれど、今すぐしなければいけないということはないかもしれない」と感じたり、
「○○をするのはいいんだけど、○○を摂取する方は自分は今のところ、自分はいいかな」と思ったり、
「○○をするのも○○を摂取するのも、いいことみたいだし、やってみたい!では、手に入れる計画を立てよう!」と思うかもしれません。

これの何が重要かというと、自分で納得して、それを選択し、決断しているというところです。あくまで、自分に主権があります。こうして納得して行った場合は、たとえ、それが後々、「違った!」ということになったとしても、後悔は少なく済みます。「誰誰さんのせいで……」と多少恨む気持ちになったとしても、悲劇的な「被害者」になる危険を最小限にできます。

極端にポジティブな情報は、地球人類を油断させるための「罠」の可能性がある

上で述べたことは、一見ポジティブな情報にも、応用できます。特に、世界の真実・陰謀論界隈、そしてスピリチュアル界隈では、必要な作業です。というのも、この二つの界隈における、一見ポジティブな情報とは、多くの場合、偽光、すなわち「光の外見を偽装した闇」の情報である場合が多いからです。

特に「緊急放送」、「宇宙情報が全部、明日にもすぐ開示される」、または「集団瞑想」、「善良な宇宙人が来てくれるので、何もしなくていい」、「過去世における契約解除の文言」……こういった、打ちひしがれた人に、すがる藁を施すような、希望を持たせるような情報や慈善行為のような情報には、注意が必要です。

その情報について、他にも誰かが同じ、または、同じようなことを言っているかどうか?――そもそも、どこから配信された情報か、そして、その情報が向いているのは、宇宙における地球人類のよりよい未来か?、より高い意識へ導くものか?……などなど、色々、慎重に調べる必要があります。
いい情報かもしれないが、イマイチ、確証がないと感じたら、それは一旦、保留です。だいいち、いい情報であれば、それを保留しておいたとしても、特に問題はないはずです!それが実現するのを目にすることになったら、それはそれは素敵なことなわけですから!!

一見、ポジティブな情報は気分を一気に上げてくれますが、何も起こらなかった時には、一気に気分が落ち込みます。あるいは、「ムダに期待だけさせられた!」と、怒りがわくかもしれません。まるでジェットコースターのように、感情のアップダウンを繰り返すのです。
このニュートラルとは程遠い状態は、自分の中で不安定な波動を生み出し、一歩間違うと、闇側のエネルギー的なエサ(ルーシュ)になってしまう可能性があります。そうならないためにも、ポジティブな情報についても、その情報の「トーン」を見てみることは欠かせないのです。

情報提供者によるマウンティング

「素敵な真実の情報だから、この情報を皆に伝えたい!」という感情=「トーン」だけで、配信しているわけではない人もいます。ポジティブな情報にもかかわらず、その「トーン」に違和感を覚えたら、その情報の配信者には、マウントを取りたいと言う気持ちがあるのかもしれません。

世界の真実・陰謀論でのマウント、そして、スピリチュアル界でのマウントは、これらのことに、日々、関わっている人たちにとっては、よく目にすることだと思います。
こう言うことをする人たちから感じる、無言のメッセージは、「最新の情報を知っている、すごい人だと思われたい」という承認欲求と、「私はあなた達より、波動が高くてアセンションに近い人間なのよ」という鼻持ちならない態度です。残念なことに、こういう人たちのこうした態度が、人びとの反感を買い、真実やスピリチュアリティが広まるのを妨げているのです。

しかし、スピリチュアルをやっている人たちは、「他人のよい面を見ましょう」などと、スピリチュアル系の本などで読んでしまっているので、普通は気づくであろうことも、意識してスルーしようとします。または、「自分の捉え方を変えればいいんだ」などと、自らを変えようとして、相手の中にある「影の部分」に目をつぶります。特に、多くのスターシードは、おっとりしていて、世間知らずなので、こうしたお人よしな解釈をしてしまうのです。

しかし、相手の「トーン」から触発される「自分の中に浮かんだ感情」を、正直に、無視せずに、観察していると、少しずつ、違和感を覚えるものがあると思います。
それでも、よくわからない場合は、その配信者が「他の話題」については、どのような「トーン」で話しているか、それを見てみましょう。すると、おぼろげながら、その配信者の全体像が浮かび上がってきます。
本当にポジティブな情報であるなら、繰り返すようですが、放っておいても危険はないはずですから、全体像を把握したうえで、自分で判断しても大丈夫なはずです。